CASE

PT.JAYA OBAYASHI(大林組グループ)様

3.外国籍人材向け研修
大林組グループ
Chief Executive Officer
南 浩一郎様

ローカルスタッフのプレゼン力を向上し
ローカル化を進める

サマリー
Before
海外現地法人においては、今までは営業時のプレゼンを日本人スタッフが行っていたが、今後はローカルスタッフが営業する機会を増やしたいと思っていた。
After 
レゼン技術の向上を目的とする3日間の研修を実施。
情報整理・資料作成・情報伝達などの技術を学んだ。研修を受けたスタッフが優秀社員として日本へ派遣されたという事例もある。
Q
どのような研修を取り入れられましたか?
(南)
3日間でインドネシア人スタッフ10名に対し、設計・施工内容に関するプレゼンテーション技術の向上を図る研修を取り入れました。
Q
研修を取り入れられた理由は何でしょうか。
(南)
当社は、タイにある“Thai Obayashi”に代表されるように、ローカル化により地域に根ざした事業展開を徹底して日本と現地国の良好な関係を築こうと考えています。今までは、主に日本人スタッフが営業時の提案や、施工の説明などを行っておりましたが、今後はインドネシア人スタッフを教育し、どんどん仕事を任せていこうと考えています。今までは、日本人がほとんどのプレゼンを行っていたので、ローカルスタッフにそのチャンスがありませんでした。また、体系的に教育する仕組みもありませんでした。今回は徹底的にプレゼン力を鍛えていただこうと、エイムソウルさんにお願いをしました。
Q
研修の効果はありましたか?
(南)
はい。研修は非常に良かったです。研修最終日のプレゼン大会では、一人ずつ当社の事業をプレゼンしていましたが、気持ちもこもっていてとても上手だったと思います。研修後、何件かローカルスタッフのプレゼン機会がありましたが、こちらも安心して見ていられました。また、毎年日本に優秀な社員を数名送っていますが、今回は研修を受けた人が選ばれました。彼らのプレゼン技術は目に見えて成長したと思います。
Q
今後の人材に関する取り組みがあれば教えてください。
(南)
引き続き、“人”には投資をしていこうと思います。例えば最終面接は私も同席して、今後どのようなキャリアを積みたいのか、何を会社に求めているのかなどを聞いています。社員のロイヤルティを高めるには入口が大事だと思うので、そのような時間は積極的に使っていこうと思います。
また、今まで色々海外を見てきた経験からすると、インドネシア人の課題の一つは主張する力です。ドバイのフィリピン人、中東のエジプト人等、国外で働いている人たちは、放っておいてもどんどん主張してきます。そのためにはいろいろな機会とチャンスを提供していこうと考えています。
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